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2014年3月7日金曜日

私と癌と人生と感謝と

そんなこんなで、明日(3月8日)退院です。
術後はかなり良好みたい。よかった。なにしろ声が出てよかった。
声は手術の次の日の午後には出た。ほとんどなんも声は変わらん。 よかた!
声の神経については、外科医の先生がうまいことやってくれたんだそう。

手術は成功してるようだけど、いろいろ疑問があったから先生に聞いた。

*転移は今んとこなくて、手術成功したんなら、もう癌のこと考えなくてもいいか?
→今ある分は全部取ったけど、目に見えないようなちっさい癌が、5年後10年後でてくることはある。経過観察が必要。

*甲状腺全部摘出じゃなくて、半分残してあるからホルモン剤飲まなくていいと聞いた。今後もずっと飲まなくていいのか?
→半分しかないから、機能が弱ってきたら飲まなきゃいけなくなることもある。機能を弱めないためにすることは特にないが、強いていうならあんまり昆布食べるな。

*乳頭がんでほんまに間違いないか?転移はほんまにないか?
→手術後1ヶ月後の検診で明らかになる。

だそうです。
なんつーか、これで全部おわったーーーって
わけではないんやね。あらら。。。

今回のこれで、ほんまのほんま虚弱者っていう烙印が押されてしまったようで
それはショックやけど、しょうがない。
これからもいろんな企みしたいし、楽しいことしたいけど、
私と何かやる人は私が虚弱だってわかってる人としかできないなって思う。
それは甘えかなとか今までは思ってたけど、甘えとかじゃなくて
無理したら私ほんまにあかん人やからしょうがないわ。
 それでも、私と何かやりたいって人は限られてくるだろうから
今までもそうやけど、ますます誘われなくなるやろうから
自分で企画するしかない。

虚弱者は楽しいことできないだなんて嫌だ。
徹夜できないし、タバコだめでも、パーティがしたい。
そうゆう人でも楽しめるパーティがしたい。
そうゆう人でも楽しめる遊びをたくさんしたい。
 
なんてゆーか、やっぱ癌になるといろいろ考え方変わるけど、
好きな事だけやってきたいってほんま思うわ。
自分の感覚に素直になろうと思う。
自分の信じる事をやろうと思う。


とりま、手術が成功したのはもちろん
外科医の先生のおかげ、看護婦さんのおかげなんやけど、
なんか私の中で精神的に勝てたなって思った。

最後の敵は母親だった。
手術直前に、私が自分と母親を安心させるために
きっと大丈夫だよみたいな事言ってるのに、
急に、手術を甘く見るな!など
なんだか私が不安になるようなことを母親が言い出して
何だこの人アホなんかな、こんな直前に そんなん言ってもなんもならんのにと思って
めっちゃキレて叱り飛ばした。そしたら母親逆切れしおって手術前にケンカ。
でもわたしは引かなかった。
手術前は前向きなことしか考えたらあかん、私に謝れ!言って謝らせた。
あんなに手術が失敗するイメージをたくさんしてた私が。
母親の「不安になれ攻撃」にも負けなかった。
 私は強い気持ちで手術に望めた。

それはみんなのおかげだ。

最初の頃は、いろいろショックで自己嫌悪が炸裂して、
いっそこのまま死んでしまえばいいだの、
そう考えてしまっていて
それじゃ治るものも治らんとかその辺の葛藤が大変やったけど、

Facebookとか、Twitterとか、まあ、SNSの種類はどうでもいいけど、
みんながね、すごい励ましてもらって、
ほんまに良くしてもらって、わけのわからん自己嫌悪や不安に飲み込まれずに
手術台に登ることができた。精神的に勝てたのはみんなのおかげ。
ほんまにみんなのおかげで手術成功させてもらったと思ってる。
ほんまに。ありがとう。

東京の友人知人が多いから SNSの力もあったけど、
リアルでも、大阪の友人が会ってくれたり、お守りくれたり、助言くれたり、
会社の人にも盛大に送り出してもらったし、
本当に感謝してる。
リアルの出会いでいえば、半年前に同じ手術をしたジャネットさんを紹介してくれたKT、そしてジャネットさんの存在には救われた。
半年後の明るいビジョンをあんなにくっきり見ることができたのはすごくありがたかった。彼女の存在は今後の自宅療養でもすごく支えになると思う。

手術したら治る病気なんだから、不安だなんて言ったらいけないかなとか
最初はほんと、うまく気持ちの折り合いが付けられなかったけど、
みんなが励ましてくれて、
不安でもいいよ。しょうがないよ。怖いよ。怖くて当たり前だよ。
そう言ってくれて本当に 救われた。
私はおかげで思う存分ぴーぴーこわいよーこわいよー言う事が出来た。
それで、きちんと怖さに向き合えた。

東京に大雪が降った日、たまたま私は東京に行く機会があって、
悪天候の上に、忙しい中会ってくれた、たんきゅんも本当にありがとう。
たんきゅんがくれた絵馬に書いてあった

ぽうちゃんを完全に助けてください

この言葉は、私の病気への向き合い方を変えてくれた。
声がなくなるとか、そういうのはある程度しかたないと思っていた私に
完全に助からなきゃいけないんだ、私。って思ってハッとさせられた。
 
みんな、私を完全に助けてくれてありがとう。
ほんとうにありがとう。

まあ、正しくはまだ療養しなきゃだから完全じゃないけど、
早く完全復活して
おもしろいことやります。やりましょう。
それがみんなへの恩返しだよね。

まあ、なんか締めっぽいけど、まだ終わりじゃないし終われないから
今後ともよろしくお願いします。
(更新が不定期なのは許してね)












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